祭りの終わり。<NiceHashについて思うこと>

先の投稿にも書きましたが、2017年12月6日にNiceHashはハッキング被害を受け、本日12日の時点でサービスを中断したままの状態が続いています。
Twitterのハッシュタグキャンペーンのような企画を通じて、元ユーザーに復活をアピールしていますので、遠からずサービスを再開するのではないかと思います。

以前書きましたが、私も補助的にではありますが、NiceHashを使っていました。というか、初めてのマイニング体験はNiceHashでした。
最近ではNiceHashの言い方で言うsellerだけでなく、buyerにもなって、X11やScryptなど、通常ASICを持っていないとまともにマイニングできないアルゴリズムのコインをマイニングするのに活用していました。
(そのため、買い付け用の原資としてNiceHashのウォレットに置いてあった分が被害にあっています)

さて、buyerを経験すると、NiceHashというサービスの全容が見えるようになってきます。

私はNiceHashはいわば人材派遣会社のようなものだ、と思っています。
sellerつまり登録マイナー達は派遣会社に登録している派遣社員。buyerは雇用主です。

buyerはあるアルゴリズムのコインをマイニングするために、NiceHashからハッシュパワーを買います。ここではCryptoNightでETNをマイニングしたいものとします。
するとNiceHashは接続しているsellerたちに、CryptoNightに買いが入ったので、ハッシュレートあたりいくらで買うよ、という情報を提示し、すでにマイニングしているアルゴリズムより効率が良ければsellerの使用しているNiceHash minerは自動的にCryptoNightに切り替わります。

sellerから集まったハッシュパワーを、NiceHashはbuyerに引き渡し、buyerはそのパワーで高速なマイニングが可能になるわけです。

例えば、ETNがコストをかけてでもマイニングしたいほど収益が良かったとします。情報を集めているbuyerは、少しでも多くのハッシュパワーでマイニングをしたいので、NiceHashに対し、買いの注文を入れます。
しかし、その時点ではseller達は別のアルゴリズムをマイニングしているかもしれません。すると、買いたくても提供されているハッシュパワーの供給が足りず、安い買値では安定したマイニングができなくなります。

こうした供給不足の場合、NiceHashは同じハッシュパワーに対し、より高い買値を付けたbuyerに優先してハッシュパワーを供給します。
すると、収益が良いあいだにマイニングしてしまいたいbuyerは買値を釣り上げざるを得ません。
買値が吊り上がると、NiceHashはほかのアルゴリズムでマイニングしているseller達に、もっと単価を上げるからCryptoNightに切り替えるよう提示します。

これが、いわゆる「祭り」の仕組みである、と私は考えています。

現在、元NiceHashのsellerだった人たちは通常のプールでコインをマイニングするか、さもなくばZpoolやMPHでプロフィットスイッチマイニングをしているものと思います。
プロフィットスイッチでマイニングをしていると、コイン価格の上昇や採掘難易度(diff.)の変動により、収益は変動し、あるコイン(アルゴリズム)の収益が向上することがあります。
しかし、NiceHashにおける「祭り」のように極端な価格変動は起きにくいと思います。

つまり、あのような「祭り」は、ふたたびNiceHashがサービスを再開し、sellerだけでなく、まずはbuyerが戻ってこないと起こりえないということです。

はたして、NiceHashは無事復活できるでしょうか…?
NiceHashサービスをseller / buyer両方の立場で使っていた私としては、できれば早くにサービスの再開をしてもらいたいと思っています。

祭りの終わり。<NiceHashについて思うこと>” への5件のフィードバック

  1. 新ブログ開設、おめでとうございます。

    Nicehash難民の私は、従来ブログのAwesome Miner記事に全面的に頼って、無事にprofit switching (zpoolとMPH)を再開することができました。本当に感謝です。

    寄付を受け付けていらっしゃいませんが、もし始められたらすぐに寄付したいと思っています。

    マスターノードにも関心があるので、記事を楽しみにしています。

  2. コメントありがとうございます。
    いえいえ、もともと同じNH難民の知人のニーズに答えるためにはじめたことなので、本当に寄付は結構です。
    もし、この先リグを増やして、3台目以上になるようなことがあれば、その時に有料版を買ってあげてください。リモート管理ができるようになると本当に便利ですよ!
    マスターノードについては、Linux初心者の私がいかに苦労してVPSを操作して設置したか、いつかまとめたいですね。
    期待せずに待っててください。

  3. はじめまして。

    NH難民で色々と代替案を探しておりましたら、このサイトにつきました。以前はよくわからずNHに頼っていた形ですのでこちらのサイトで勉強してもっと効率よく掘れるよう頑張りたいと思います。

    ちなみにこちらで紹介されておりますAwesome Minerは効率的にはNHに比べると結構違いがあるものなんでしょうか?

    1. こんにちは。
      よくある質問なのかなと思いますが、Awesome minerはツールだけで、ZpoolやMPHのようなサービスは別途用意する必要があります(通常のプールもサービスの内と考えます)。これに対し、NiceHashはツールとサービスの両方を1つの会社が提供していたイメージです。
      このサービスの部分に何を使うか(どこのプールを使うか、何のコインを掘るか)によって効率は変わってくると思います。
      では、具体的にNHと比べてZpoolやMPHは効率がいいのか悪いのか?ですが、正直、私はNHもZpoolもMPHもメインで使っていないのでわかりません(ごめんなさい)。
      効率よくマルチプール任せにするのも悪くはありませんが、色々情報を探して、もっと効率がいいと思った(信じた)コインを選んでマイニングするのも楽しいですよ。

      1. どうしてもNHが楽にできたため効率をと考えてしまいますが、やはり色々と検討してと言うことがいいんでしょうね(´・ω・`)

        とりあえず今はモナコインが自分的に一番掘っていて楽しいので、そこら辺で良さそうな所を探してみますm(__)m

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